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●隊長のちょっと気になる話…
  
   ●食品のアレルギー表示について思うこと!
   
   皆さん、食物アレルギーについては強い関心をお持ちだと思います。
   
   食物アレルギーとは特定の食品を摂取することで、小腸などで
   取り込まれアレルギー状態が発生する病気のことをいいます!
   
   食品によっては末梢循環不全(アナフィラキシーショック)を発生して
   呼吸困難になったり、命にかかわることもあるので注意が必要です。
   
   食品衛生法では食品については特定原材料として、表示の義務付けや
   推奨が規定されています。
    
   食品の原材料に使用されている場合、表示が義務付けされているのが、
   卵、乳、小麦、そば、落花生の5品目。
   
   そして表示の義務はありませんが、表示することが望ましいものについては
   あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、
      くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、
      りんご、ゼラチンの19品目があります。

   これらは症例を検討して、義務付けや推奨、またアレルギー表示の対象と
   して規定されています。
   
   これを厳密に解釈していくと、この表示対象外にもアレルギーを起こす可能性の
   あるものもあります。

   よく考えてみると、アレルギーを起こす可能性があるものに、表示義務が
      あるものと望ましいものがあるということです!
   
   アレルギーの可能性がある場合は、すべて表示を義務づけることが必要では
   ないかと思います。

   推奨品目の発症確率が低くても、該当する患者にとっては100%なのです!
   確率は高いはずです!それをランク付けすること自体、患者の身になって
   考えていない節があります。
   
   そして、食品メーカーの経営者の中にも法令違反でなければ、表示は必要ない!
   そういう方も極まれに見受けられます!
   
   そういうことを防止する意味でも、アレルギー表示の重要性を徹底する意味でも
   表示義務品目と表示推奨品目に分けるナンセンスさをおかしいと思い、
   声を大にして、改善を訴えていくことも必要かなあと思います
。 
  
(2006.8.22)