●隊長のちょっと気になる話!  
   
  おふくろの味はマックバーガー?
  
  今、食育に関する簡単なテキストブックを作りたいなあと思い、
  すこしづつ、原稿を書いています。
  ★いつの日か、文部省検定教科書になる日を夢見て…(苦笑)
 
  最近、色々なところで勉強したり、お話しを伺うにつれて、
  教育現場で食育が盛んに論じられていますが、ちょっと待てよ!と
  疑問に感じることがあります。
  
  味覚の基礎を形成されるのが一般には0歳から5歳の間と
  いわれています。またこの時期は基本的に美味しいと感じるのは
  塩味、甘味で、特に甘いものを欲しがる傾向が強く現れます。
 
  ちなみに味覚は甘味、酸味、塩味、苦味、うま味が基本の
  味とされています。
  
  そうすると、乳児期から幼児期にかけて、最も接する機会と
  食事の提供をするのはお母さんが中心となります。
 (もちろん、男女共同参画社会ですから、お父さんにも言えます)
  
  そのお母さん、お父さんが味覚にたいしてきちんと理解を持たないと
  お子さんに基本的な味を伝えていくことが無理になってきます。
  
  極端な例を申し上げるとマックバーガーしか食べない親から
  味を受け継ぐお子さんのおふくろの味はマックバーガーのビーフパテであり、
  パンの味になってしまうのです。
  
  そういった意味から考えると、親子ともどもで様々な種類のトマトを
  食べて、色々な味の表現方法を話し合うとともに、味覚を研ぎ澄ます
  教育が食育の一環として必要になってくるのではないでしょうか!
  
  『将を射んと欲すれば馬を射よ!』ならぬ『子供の味覚を教育しようと
  思えば、親の舌を鍛えよ!』という格言ができるかもしれません!  

  (2006.7.8)

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