●隊長のちょっと気になる話!
   
   6月4日 日曜日の午後9時からのNHKスペシャルをご覧になった方も
   多いと思います。
   
   タイトルは“好きなものだけ食べたい”〜小さな食卓の大変化〜 
   http://www.nhk.or.jp/special/onair/060604.html
   
   家族が食卓を囲んでいても子どもは全く別々のモノを食べる「バラバラ食」、
   子どもが好きな時間に食事をとる「だらだら食」、子どもが好きなモノだけ
   よりどりみどり食べる「単品羅列型食」など、ともかく子供の好きなように
   食べさせている現状を見てびっくり!

   これは、子供の言うことを聞くのが子供にとって幸せだと思っている親や大人の
   間違った意識がはびこっていると思います。

   親のありがたさは、子供のためには、将来に対して大切だと思う食習慣や
   しつけを嫌われても、大人になって有難かったと思われることを教育する
   ことだと思っています。

   番組の中では、高知県南国市の取り組みが紹介されています。
   自分たちが育てた野菜で給食を作ってもらって食べる取り組み!

   実際、野菜嫌いの児童たちが自分で作った野菜をいとおしく食べる姿には
   感動を覚えます。
   
   実は、この高知県南国市は早くから地産地消を学校給食に取り入れた
   先進地域として関係者の間でも有名なところです。
   http://www.chushi.maff.go.jp/syokuiku/jerei/16.htm
  
   その活動では、とうとう地元特産のすももを使った乳酸飲料まで
   学校給食に登場することに…
   http://www.city.kochi.kochi.jp/2005/kyushoku/news/sumomo.html
   
   しかしながら、先ほどの偏食にもあるように、学校給食だけでは限界があり、
   究極のところは、ご父兄を巻き込んだ家庭の食卓からの意識改革が必要です。
   
   意識改革というと大げさで大変そうに聞こえますが、ご父兄も児童も
   食べる楽しさ、つくる楽しさを学ぶ場や機会が必要ではないかと思っています。
   
   案外、お子さんを持つご父兄の方の中にも食べることがいかに楽しいか!
   つくることがいかに面白いか!その時のお子さんの喜ぶ顔を見る楽しさ!が
   分かっておられない方もいらしゃると思います。
   
   食育を子供だけ、教育現場だけと考えていると、うまくいかないと思います。
   
   大人も子供も楽しみながら、食べることって素晴らしいなあと思える食育の場が
   できることを隊長は願ってやみません。 

   (2006.6.10)
    
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