●『食べることの心理学』
   ISBN4641281009
   今田 純雄著
   有斐閣選書
   定価:本体¥1,800ー(税別)

   人間の営みのひとつである、食事に関して
   心理学というよりは、アメリカで発達した
   行動科学の理論に基づいて、解剖した著書。

   味覚と味や嗅覚による食物選別といった
   認知心理学の領域から家庭での一家だんらんの
   食卓の崩壊を行動社会学で解析しています。

   また、ダイエットと肥満の発生する心理的メカニズムや
   摂食障害と行った問題まで、その深層を解明する
   手がかりが書かれています。

   食育や食ビジネスを考える上で、これらの行動科学の
   側面から改めて理論的に考えさせてくれる本です。